一般映画としてはこれがデビュー作とのこと。
本木雅弘演じるお寺の長男が坊さんになるべき修行する、そのお寺での修行を面白おかしく紹介する映画。
”シコふんじゃった”、
”Shall we ダンス?"、
"それでもボクはやってない” など
ハウツー映画でヒットを飛ばすわけですが、
知らなかったが、略歴を見ると、”マルサの女をマルサする”という
伊丹十三を追ったドキュメンタリーもとっていたようです。
伊丹十三こそ、ハウツー・コメディというジャンルを作った監督。
周防監督は、事実上の伊丹監督のお弟子さんなんでしょう。
共演者も面白く、
まるで別人、アイドルだった 彦麻呂( 「宝石箱やーー」の人)、や
今とほとんど変わらない サラリーマンNEOでも活躍の 田口浩正など
20年前の映画ゆえの楽しみもあある。
さらに、
相手役の鈴木保奈美や友人のシーンを見ると、
公開された時代が懐かしい。
肩パットの入った、眉毛濃いめバブリーな時代を感じるメイク、ファッション。
そういう時代に公開された作品。
それに比べ、
お坊さんの世界、今見ても、まったく違和感のない時代を超越したファッション、スタイル。
公開時にみるよりも、今見たほうが、その対比から、流行に左右されない伝承こそ命の
坊さんという世界がより強調され、面白さが増したように思う。
後味 ☆☆
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