2012年12月28日金曜日

摩天楼を夢みて   後味 ★★★


コンフィデンス”や”パーフェクトストレンジャー”の監督ジェームズ・フォーリーの作品


「グレンギャリー・グレンロス」  ある不動産がある地名が原題

放題はトンチンカンで、無いほうがいい。



小さな不動産屋に働く男たちの話です。

不動産屋を舞台にした映画って聞いたことが無かった。

地味でしょ。

でも、出演者がすごい。

若き日のケヴィン・スペイシー が舞台となる支店の支店長を演じる。

そしてその支店には営業マンが4人

ローマ(アル・パチーノ
:成績優秀なやり手の営業マン。
 「おれはこんな物件くだらんと思うよ」などと客目線で口説き落とすのを得意とする

レーヴィン(ジャック・レモン
:最年長。以前は営業成績もよかったが、、

モス(エド・ハリス)、
アーロナウ(アラン・アーキン)
:中堅といったところ


成績アップのてこ入れのために本社の人間アレック・ボールドウィン)が来て、

「成績最下位のものはクビにする」

と、、事務所がパニックに。

それを聞いた日の晩、ある事件が起きる。

営業マンの生き残りをかけた戦いが描かれてます。

ほとんど不動産事務所のシーンだし、「営業マンの戦い」という地味な題材だが

芸達者な役者ぞろいで、引き込まれてしまう、迫力満点映画。

サラリーマンを描いた、男ばかりの物語というのも奇抜ですね。

最後に”どんでん返し”まで用意されていて、へたなサスペンスよりはらはらして面白かった。

また、ドラマとし知りつつも見終わって、

「不動産屋って怖いな」
「パーチノが不動産売るとなおさら」

って感じてしまう恐ろしい映画。

お奨めです。

後味は  ★★★


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