ウディ・アレンといえば、今だに、”アニー・ホール”、”マンハッタン”、”カメレオン・マン”、”カイロの紫のバラ”などを思い出してしまう自分。
自分は、”スター・ダスト”が好きでした。
そう、ダイアン・キートン や ミア・ファロー と”いい仲”だったころ作品しか見ていなかった。
当時は、これぞNEW YORKER といわんばかりに、インテリ中年のNYでのゆるい生活を描く映画ばかりだった。
西武のTV-CMに出るなど、ちょっとしたブームになった後だったため、
彼の作品をケナスやつは、
”おしゃれではない”、
”映画ファンにあるまじき行為” という雰囲気すら漂っていた。
そういう呪縛が解かれ、監督に専念するようになってからの作品はほとんど見ていなかった。
もしかして、呪縛 今でも続いている?
いずれにしろ久しぶり。
時代は変わり、ウディ・アレン ロンドン3部作のひとつだそうです。
ロンドンにあるレストランを営む家族。そこで育ったユアン・マクレガー、コリン・ファレル扮するヨットが好きな仲のいい兄弟。
カリフォルニアで事業を起こすことを夢見る兄 :ユアン
自動車工場で働きギャンブル好きでその日ぐらしの弟 :コリン
アプローチは違っても、一発狙いという根っこは同じ二人。
その根っこが原因で、整形外科として大成功を収めている母親の兄(叔父)に金の苦心を
願い出ることになるが、出資の交換条件として殺人を依頼される。
夢の代償が殺人。
次第に追い詰められる二人。結末はいかに
というお話です。
主人公の二人。売れっ子俳優で、以前ならアレン映画には、声もかからなかったはず。
すっかり普通の監督さんになったなあ。と妙に関心。
本作もそうだが、彼の映画のタイトルに、”ウディ・アレンの****” というのがいくつかあるが、それも80年代の盛り上がりを引きずってのこと。
そろそろ、そういう邦題なしでも、売れる監督になってほしいもんですね。
(上から目線)
本作の見所は、コリン・ファレル。
メル・ギブソンの後継者とも言われる彼が、他の映画では見せない弱い人間を演じているところ。
結末が読めず最後まで飽きずに見れ楽しめた。
意外な結末ですが、アレンらしいともいえる。
後味 ★★
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