最悪な結末、後味のわるい映画、として有名な作品。
スティーブン・キングの小説 『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』 2本を映画化したフラン
ク・ダラボン監督の3本目がこれ。
本作を見るのは2回目だが、1回目はスーパーマーケットで昆虫のお化けと格闘しているところで、
ただのB級映画としか思えず、そこで熟睡してしまった。
最後まで見たのは今回が初めて。
『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』も決して後味のいい映画ではないが、本作はそれとは異質な作品。
前2作は、出演者へ感情移入することが前提となっているが、本作ではパニック映画のスタイルをとっているためか、人物をあまり深堀していないまま物語が進むため、非常に感情移入しにくい。それに失敗した可能性がある。それゆえ衝撃のラストシーンも唐突感で、あきれた映画という評価も下されてしまう。
しかしあの、『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』 を撮った監督が、失敗するか?
感情移入できないのは意図したものとも考えられる。
本作では登場人物はあくまでも、ただただ1人間であればよかったのかも?
「人間なんてちっぽけなもの。色々考え努力しても運命には逆らえない」ということを際立たせるための演出か?
どちらと捉えるかで本作の評価が大きく分かれる。
問題作。
ただ、どちらにしても
後味は ★★★★ です。
こちらに全映画のリストがあります。
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