2012年8月28日火曜日

理想の女  後味  ☆☆☆☆

原題  A Good Woman   いい女



時は 1930年代、南イタリア アマルフィ。
織田裕二の映画の舞台でもあった高級避暑地での物語。

新婚のウィンダミア夫妻の夫に持ち上がった浮気疑惑に、疑心暗鬼になる妻メグ(スカーレット・ヨハンソン)の葛藤が主軸。

夫の浮気?相手は、NYから訳があって渡欧したアーリン夫人(ヘレン・ハント)。
金銭目当てで男を渡り歩いていると噂の女性。

そして、メグに恋心を抱く、夫の友人までも登場する。

 夫は浮気しているのか?

 メグ( スカーレット・ヨハンソン )も浮気をするのか?

 離婚するのか?

などと、監督の意図通り、見進めていくうちに、

ところで、 
   タイトルの A Good Womanって、誰のこと?
と思うようになってくる。

終盤、物語は思いもよらぬ展開になり、A Good Woman の謎が解けます。

こういう話だったのか、、と。

エンディングにもおしゃれなサプライズが待っています。

童顔で妖艶、人気のスカーレット・ヨハンソンよりも、謎の女を演じたヘレン・ハントの存在感が光ります。また、脇役ながら、アーリン夫人に惚れるタピィおじさん(トム・ウィルキンソン)もいい味出てます。

演技も演出も脚本もよく、後味も抜群な、大人のための隠れた名作ではないでしょうか。

お奨めの映画。

後味  ☆☆☆☆


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