2012年7月7日土曜日

12人の優しい日本人    後味 ☆

青島刑事は、「事件は会議室で起きているじゃない」

といったが、会議室での陪審員の議論のみで事件を見せる映画の名作


”十二人の怒れる男” のパロディが、



十二人の怒れる男

谷幸喜の ”12人の優しい日本人” 1991年の作品

12人の優しい日本人 

コメディー好きの監督なため、パロディ と書いたが、笑いの要素は多くなく、
リメイクといったほうがいい作品。

日本人が大声を上げて議論していると、どうしても演劇ぽくなってしまうため、
オリジナルにあった緊迫感はない。
そういった限界に挑戦、逆手にとろうとしているのが三谷監督。
そういう意味でらしい映画。

陪審員は、刑事ではないので真実を明きらかにするのが仕事ではない。
疑わしきは罰せずという観点で、判決を決めるのが仕事。


議論の末、結局、無罪というストーリの方が楽。

有罪になるストーリーが見てみたい。

後味  可もなく不可もなく  ☆

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