2012年5月3日木曜日

ゴッドファーザー PARTIII   後味 ★★

アル・パチーノの顔のしわが月日がたったことを感じさせる。

Part IIから20年後ぐらいのお話。

ゴッドファーザー Part III

Part I,II と違い、脱マフィアを実践・標榜しているところに違和感を感じました。

いくらなんでも大企業を、、、バチカン市国まで、、
でも、20年たつとこうなるんでしょうか。おそろしい。

さらにマフィアよりも恐ろしい連中まで登場してしまう。
ここが他のPartになかった部分。

マフィアが一番怖い そういうストーリーのほうが、
離れた位置から鑑賞できるためエンターテインメントとして楽しめる。

それゆえ他のPart にあったスタイリッシュさ、ゴッドファーザーの世界観が後退してしまった。

ここが嫌いというファンも多いかも。

また、登りつめたマイケル・コルレオーネは不幸な人物として描かれている。

Part Iでなくなった 父 ビト・コルレオーネのほうがよほど幸せそうにみえる。

どんなに偉くなっても、これだけ悪事を繰り返すと、、、

というのがPart IIIの主題です。

Part I~III をとおして、解釈し切れず、余韻となって残る点が2つ

・皆(ビト、マイケル) 後継者に自分とは違うキャラを選択する

  自分のしてきたことへの後悔? 反省からか? Change???

・ファミリーのためなら自殺的な行為も進んで実行するメンバー達

  個を重んじる西洋でにもこういうことはありえるのか?
  ファミリーを恐れてか? ファミリーLove故か?

  次回作があるとすれば、”捨て駒”に焦点を当てた作品を見てみたい。
  でも、ゴッドファーザーらしい スタイリッシュさがなくなってしまうが、、

色々考えさせられる作品です。

後味 ★★

後味リスト
 に全映画のリストがありますごらんください。

ワイナリー和泉屋

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