2012年5月3日木曜日

クラッシュ  後味 ★★★

主演 マット・ディロン(”ワイルド・シング”)
脇に サンドラ・ブロック、 ドン・チードル

群像劇というのか?

別々の場所で無関係に繰り広げられる物語を複数見せ、
その主人公たちが、ある時交わり、事件が起きる
という映画はいつからだったか流行し、相当数あり私もたくさん見てきました。

この映画もそういう映画ですが他と何かが違う。
ただこの映画は、”しっくりこない”。
それは、1点で交わらない 映画だから。

普通こういう映画は、1点で交わるから、”お見事”と感じ、満足を得たりするが
この映画は、そうではない。

それでも、だれもが ”衝撃的な映画”と感じるのでは?

その理由は、

”人種差別”をテーマに物語が繰り広げられるが、この映画はそれを否定しているように見えないからで、正確に言うと、「人種差別をしている人を憎んではいけない」「しょうがないよ」というメッセージを残す可能性のある稀有な映画だから。

それゆえ問題作といわれているのでは。

クラッシュ 

  おそらく、監督は、善・悪ではなく、
”一寸先はわからない”
”人種差別をしている人間でも良心のかけらはある”
”人種差別をしている人間とそうではない人間 紙一重”
それゆえ、
”改心できる””人間は変われる”
といったメッセージを伝えたいのだと思うが、それが伝わるのか?
非常に危険な映画です。大人向けといいたい。

ひとつ気になったのが、白人代表のサンドラブロックの夫婦。
他の主人公(白人、ヒスパニック、黒人、アラブ?)に比べ、
比較的、善人ぽく普通に描かれている点です。
この映画にいなくてもよいキャラ、エピソードのように思う。

色々書いたが見てよかった映画であることは確かです。

それにしてもこのDVDの表紙の写真。なに??
これではまるで交通レスキュー隊が活躍するアクション映画のよう。
損してるのでは?

テーマが重く  後味 ★★

後味リスト に全映画のリストがありますごらんください。

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